なぜ国のデータベース化遅い?本音は「収支報告をなるべく見せたくない」?
小川彩佳キャスター:
国側が透明化していくという動きよりも、先に民間で行われたということになります。

プチ鹿島さん:
何で民間が先なんだという突っ込みもあると思います。ただ、考えようによっては政治家側がやらないのであれば、民間側が知を結集して、野次馬も含めてガラス張りにしていくというのは、政治家側からすれば想定外だと思います。良いことなんじゃないでしょうか。

藤森キャスター:
政治家側は、政治資金収支報告書について、2027年までにオンライン提出の義務化を目指し、2028年4月までに検索可能にする技術を作り上げるとしていました。
プチ鹿島さん:
一方で、西田さんはエンジニアと2人で4〜5か月で、お仕事をやりながらできたわけです。
小川キャスター:
裏金事件のときも、当時の岸田総理が確定申告を呼びかけて反発を受けましたが、国民のお金の流れをトレースする動きについては非常に抜かりなく進めていくのに、ご自身のお金についてはずいぶんのんびりしているなと感じますね。
プチ鹿島さん:
代理人であるわけだから、率先してガラス張りになってほしいと思います。やりたくない理由や、後ろにずらしたい理由が見えてきてしまいますね。
藤森キャスター:
岩井名誉教授も、「政治家には『収支報告をなるべく見せたくない』という本音もあるのでは」と話しています。
プチ鹿島さん:
他の政治団体とかもあるわけですし、民間でどんどんつくっていけば良いと思います。
小川キャスター:
そして選挙を前に政治家や候補者の皆さんから発信されたことを受動的に受けるだけではなく、こうしたサイトを用いて、能動的に見つけていくことも大事ですね。
プチ鹿島さん:
ズブズブの関係ではなく、本当に企業から応援されているのが分かれば、政治家の株も上がるかもしれません。一番は団体献金がなければいいんですが、もしあるとすればですね。
藤森キャスター:
コメに関してはスピード感を持って進めていますが、こっちにもスピード感をお願いしたいですね。
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<プロフィール>
プチ鹿島さん
新聞14紙を読み比べニュースを読み解く
アメリカや韓国など各地の選挙を取材