2027年度に開校が予定される下北地区統合校を巡り、青森県むつ市は、県に対し整備方針案の速やかな説明などを求める要望書を提出しました。

むつ市の山本知也市長らは、県庁で宮下宗一郎知事と風張知子教育長に会い、「大湊高校」と「むつ工業高校」が統合して開校する新たな高校についての要望書を手渡しました。

青森県 宮下宗一郎 知事
「人材がしっかりとこの学校(下北地区統合校)から卒業し、育てられるように、環境を地域と一緒に作ってくださいと話はさせていただく」

要望書には、住民に校舎の整備方針や全体のスケジュールを速やかに示すこと、それに、新築または新築相当に改修した校舎の整備など3つの項目が盛り込まれています。10日は、むつ市議会からも意見書が提出されました。

むつ市 山本知也 市長
「(統合校に進学する生徒たちが)中学校2年生ですので、どこの高校に行くかを決めますので、早い段階にスケジュール、校舎の在り方を示してもらいたいと強く要望する」

要望書を受け取った風張教育長は、統合校を志望する子どもたちを第一に考えて準備していきたいとしています。