青森県十和田市の官庁街通りのケヤキの木が枯れていることが判明し、市が木の緊急伐採を11日に始めると明らかにしました。
十和田市の官庁街通りは日本の道100選に選ばれ、春にはソメイヨシノとマツの木の絶景が広がる桜の名所として知られています。
そんな名所で、もうひとつ市民に親しまれているのが、現代美術館前にある樹齢100年ほどの2本のケヤキの木です。
市によりますと、この木のうち1本が樹木医の調査で根の全体の4割以上が枯れていることが分かりました。
10日の市議会全員協議会では、ケヤキの木が20m以上あり、歩道側に倒れる危険性が高くなっていて、早急に対策する必要性があり、11日にも伐採を始めることが報告されました。
十和田市 櫻田百合子 市長
「期間はかかりますが、景観を損なわないように計画的に行ってまいりたい。なによりもまず、人命。そこが大切なことだと思いますので、(伐採を)判断いたしました」
市は、伐採するケヤキの代わりに育成しているサクラを植樹する予定だということです。