政府はきょう、SDGs=持続可能な開発目標の実現を目指す推進本部を開き、国連に取り組みの進捗を報告する「自発的国家レビュー」を決定しました。ジェンダー格差の解消について、「日本の取り組みは諸外国と比べ遅れている」と明記されています。

石破総理
「取りまとめた取り組みや課題を踏まえ、あらゆる関係者との協力を深めながら、誰一人取り残さない社会の実現に向けた取り組みを一層加速していくよう、よろしくお願いを致します」

政府はきょう、2030年までの国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現達成に向けた進捗状況の報告書を決定しました。

その中で、2024年に世界経済フォーラムが発表した世界の男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」で146か国中118位だった点に触れ、「日本の取り組みは諸外国と比べ遅れている」と明記されました。

報告書には、▼あらゆる分野における政策・方針決定過程に女性が参画する機会の確保に取り組むとともに、▼男女共同参画の視点に立った政策が実現されるよう、政府全体で取組を一層強化していく方針が盛り込まれました。

政府は今月、報告書を国連に提出し、来月、国連本部で発表する方針です。