リニア中央新幹線の工事で出た基準値をこえるヒ素などを含む「要対策土」をリニアの橋の基礎部分に投入する工事が9日から飯田市で始まりました。

JR東海によりますと搬入が開始されたのは、リニアの長野県駅の東側に建設中の土曽川(どそがわ)橋梁です。
大型の土のうに詰められた土は飛び散らないように橋の基礎の中で袋が開けられます。

要対策土の搬入にあたってJR東海は水質検査を週1回行うことや異常があった場合の連絡体制などを盛り込んだ確認書を飯田市と交わしています。

大鹿村のトンネル工事で出た要対策土およそ5000立方メートルは2027年度までに3本の橋脚の基礎に詰めて使われる予定です。