播磨屋塗匠・春日知里さん
春日さん)「専用のメジャーを使いまして、今はレンガ調の造りを彫っているところですね。」
記者)「彫刻みたいな感じですね。」
春日さん)「そうですね、そういったものに近いかなと思います。深く彫ったりする部分もあれば、浅く彫ったりするといった凹凸を出したりする部分がありますので、そこの所はなかなかセンスも問われる所です。」

モルタルを彫刻用の小刀などで削り、岩やレンガ、木材風に仕上げます。

造形担当スタッフ
「硬い粘土位(の軟らかさ)ですか。硬過ぎるとやっぱ取りづらくなるんで。」

最後に専用の水性塗料を塗り重ねて本物そっくりに見せる仕上げは、塗装業の本領発揮です。

造形担当スタッフ
「塗装の方は18年位なります。(古く見せるなど従来の塗装とは)違いますね、やっぱ。すごい技術の高い、技能だと思いますね。」

きれいに仕上げるだけでなく、わざと汚してレトロに見せるなどは、美的センスが必要です。
会社では、今後、美術大学出身者を採用するなどして、特殊造形を新たな看板事業にしたいと意気込んでいます。