青森県三沢市の海岸で8日、伝統の地引き網漁が行われ、多くの参加者で浜が活気づきました。

三沢市では江戸時代から昭和にかけ地引き網漁が盛んでしたが生産性の低さなどから姿を消して40年以上となります。8日は伝統漁法を今に伝えようと鹿中・淋代・三川目の漁業関係者が協力し漁を再現しました。

漁場となった三川目海岸に仕掛けられた200メートルほど網を参加した住民およそ150人が一緒にひきました。網にはセグロイワシのほか50センチ以上あるスズキやウグイなどがかかり子どもたちが手づかみで魚を袋に入れて漁を楽しみました。

※参加した子ども
「魚いっぱいいて楽しかったです」
※参加者
「はじめて網曳っぱったんですけど、昔の人たちこうやって体験したんだなあと思いました」
※参加者
「今から58年前くらいまで記憶あるけどね
懐かしいな、昔はもっと量が豊富で
最高もらった時で肥料袋1つとちょっとくらいかな」

3つの地区では今後も定期的に地引き網漁を行いたいということです。