◇《1人ではない安心感「頼ってみるものいいかな…」》

この日、生後6か月の四女を抱っこして訪れたのは助産院。安藤さんが楽しみにしていたのが“産後ケア”です。札幌・手稲区にある助産院『うめさんのcareルーム』。札幌市産後ケア事業の委託助産所です。
安藤のぞみさん
「こんにちは~」
笑顔で迎え入れたのは、助産師の梅本智子さん60歳。安藤さんが出産したクリニックで働いていました。
2016年から始まった札幌市の"産後ケア"事業。対象は、生後1年未満の子どもがいる母親です。育児の悩みを相談したり、ゆっくり時間を過ごしてもらったりすることを目的としています。
サービスによって異なりますが、札幌市では利用料は2500円(訪問・日帰り)から7500円(宿泊)となっています。
助産師 梅本智子さん(60)
「できました。きょうは和食になりましたよ」
安藤のぞみさん
「わぁ~すごい、美味しそう!」
野菜たっぷりの手作りランチ。安藤さんは普段、赤ちゃんのお世話をしながら、余ったおかずで済ませているそうです。
安藤のぞみさん
「美味しい~お味噌がすごく美味しい」
助産師 梅本智子さん
「まだ手作りの味噌が残っていたの」
安藤のぞみさん
「うれしいです。ただただ、うれしいです」
お腹を満たした後は、ふかふかのベッドでお昼寝です。
安藤のぞみさん
「(普段は)お昼寝できないですね。子どもが寝ているときに家事をやって…。赤ちゃんがちょっと寝ているから、横になろうかなと思って、横になった瞬間に、赤ちゃんが起きるとか」
安藤さんが夢の中にいるころ…赤ちゃんもグッスリです。そして1時間後…。

安藤のぞみさん
「なかなか頼るということが、今までできなかったんですけれど、“産後ケア”を頼ってみるのもいいかな…と思って。やっぱり安心感がありますね。子供がみていてもらえるというだけで、1人じゃないんだという…すごく来てよかったです」
“産後ケア”はここで終了です。
助産師 梅本智子さん
「気をつけてお帰りください」
安藤のぞみさん
「ありがとうございます~」