今回、ネーミングライツ導入の候補に挙がった「春野総合運動公園陸上競技場」は、サッカーJ3・高知ユナイテッドSCのホームスタジアムです。クラブは高知県内で初めてJリーグに参入し、今シーズンから大勢のアウェーサポーターが高知・春野陸上競技場を訪れているほか、テレビやインターネットでの試合の放送・配信などを通して、全国のサッカーファンに「春野」の名前が浸透し始めています。

濵田知事は、「高知県外に向け『春野』の名前が露出される機会が増えている中、ネーミングライツ導入が決まれば、全国に名前が知れ渡って企業の広告効果も大きいと期待される」と述べています。

なお、四国内の他の3県では、Jリーグクラブの本拠地となっている3つの県立施設で、ネーミングライツが導入されています。

【愛媛県】J2・愛媛FCの本拠地
施設名:愛媛県総合運動公園陸上競技場
愛称:ニンジニアスタジアム
スポンサー企業:ニンジニアネットワーク
名称使用期間:5年間(令和6年3月1日から令和11年2月28日まで)
契約金額:年額2340万8000円(税込み)

【香川県】J3・カマタマーレ讃岐の本拠地
施設名:香川県立丸亀競技場
愛称:Pikaraスタジアム
スポンサー:STNet
期間:5年間(令和2年9月1日から令和7年8月31日まで)
ネーミングライツ料:年額​2015万円(税別)
※このほか、香川県営野球場も「レクザム」がスポンサーとなり「レクザムスタジアム」という愛称が付いている(税別で年額1000万円・3年契約)。

【徳島県】J2・徳島ヴォルティスの本拠地
施設:徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場
パートナー企業:大塚製薬
期間:5年間(令和4年5月12日から令和9年5月11日まで)
※このほか徳島県では、「施設全体(公園全体)」や「個別の施設」を含め、あわせて35の県立施設でネーミングライツが導入されている(2025年6月時点)。