国の有形文化財に登録されている別府市の旧冨士屋旅館に30年ぶりとなる宿泊施設が完成し、オープンを前に披露されました。
別府市鉄輪に新たに完成した冨士屋ホテル。コンセプトは「湯治体験」と「憧れの日常」です。

木造3階建ての客室はダブルからスイートまでテーマの異なる5タイプが17室あり、屋上からは湯けむりと別府湾を一望できます。
ホテルは1899年に建築された国の登録有形文化財、旧冨士屋旅館の庭園内に作られました。老朽化により旅館は閉館していましたが、今回、30年ぶりに宿泊施設として再開します。
ホテルの1階には「地獄窯キッチン」を整備。温泉の噴気を使った地獄蒸しを体験しながら料理を堪能できます。
(冨士屋ホテル・安波治子社長)「鉄輪の湯治文化を今のライフスタイルに合った形でご提供して心身ともにくつろいでいただけるホテルにしていきたい」
湯の町・別府に新たな歴史を繋ぐ冨士屋ホテルは7月12日にオープンします。