「ツキノワグマ出没警報」が3年連続で発表されている青森県内。5月31日に板柳町の中心街では、クマの映像が撮影されました。住民は「クマがここに出るのは異常」と不安を募らせています。

道路を渡る1頭のクマ。
先月31日午後6時すぎに、板柳町で防犯カメラが記録していました。

よく映像を見ると、クマは画面の右上から現れると機械の脇に座り、車の往来が途切れた隙を狙い、道路を走って渡っていました。

現場は、板柳町福野田(いたやなぎまちふくのだ)の国道339号沿いで周辺には住宅や店舗が立ち並んでいます。なかには、この機械の脇でクマが座っているのを見た人もいます。

板柳町民は
「トラクターのかごくらいのサイズだったので、1m以上あったと思うけれども…。初めてのことでびっくりしたが、クマがここに出るのは異常」

「こんなに目の当たりにするのは初めてだよ。どこから来たのか…」

「ツキノワグマ出没警報」が3年連続で発表されている青森県では、全域で目撃が相次いでいます。

板柳町では、5月31日に5件、6月2日に1件目撃され、そのほとんどが町の中心街でした。

町は、職員や消防団によるパトロールを行っていて、見かけたらすぐに通報するよう呼びかけています。