若手技術者の確保が大きな課題となっている測量業界に理解を深めてもらおうと、青森県の県立五所川原農林高校で、ドローンなどを使った最新の測量技術の出前講座が行われました。

出前講座は、県測量設計コンサルタント協会に加盟する西北五の企業13社が講師を務め、五所川原農林高校・環境土木科の3年生22人が参加しました。

測量は、現場で巻き尺を使い測定するのが主流な時代もありましたが、いまはGPSをもとに測定したり、3次元スキャナーで土地や建物を立体的に読み取ったりするなど最新の技術が登場しています。

なかでも、生徒たちが興味を示したのはドローンを使った測量です。

上空から分析したドローンの情報をもとに、立体の設計図に反映される技術で業務効率化に役立ちます。

参加した生徒は
「ドローンやレベルを使ってみて、測量の仕事も責任が大きいが、自分の中で(就職の)選択肢があると思った」

県測量設計コンサルタント協会 成田秀治 理事
「従来とは違う『3K』と言われた仕事ではなく、新しい仕事になったので、これをきっかけにPRしていきたい」

協会は県内各地で出前授業をして、進歩が著しい測量業界の担い手確保に務めたいとしています。