首都圏を中心に随意契約の備蓄米の販売が始まっています。熊本では、いつ頃から店頭に並ぶのか調べました。

6月5日、小泉農林水産大臣が備蓄米の販売が始まった東京都内の「ファミリーマート」を視察しました。

小泉進次郎 農水大臣「今回驚いたのは、契約完了から店頭に並ぶスピードのはやさ。やっぱりコンビニさんはすごいなと思いましたね」

また「ローソン」でも5日に東京と大阪の一部の店舗で2021年産の備蓄米、いわゆる「古古古米」を1キロ389円(税込)で販売を始めました。

ローソンは熊本での販売開始は6月14日と公表しています。

一方、こちらはドラッグストアの「コスモス薬品」です。4日に福岡で備蓄米の販売を始めました。

2022年産のいわゆる「古古米」が5キロ1980円で販売されました。コスモス薬品は熊本では早ければ来週にも販売を始めたいとしています。

この他、熊本での販売開始についてその他の小売はどうなのか、聞きました。

まず「ミスターマックス」は全ての店舗で、6月上旬の販売開始を目指して調整中だということです。

ファミリーマートは6月下旬を予定しています。

そして「ゆめマート」などを運営するイズミと、「イオン九州」は未定としています。

一方、2025年3月に備蓄米1000トンを落札したJA熊本経済連は650トンを流通させているということです。この入札で売り渡した備蓄米をめぐっては、随意契約で放出された備蓄米との価格面での公平性の観点から、小泉農林水産大臣が返還に応じる意向を示していますが。JA熊本経済連は現時点、「返還する考えはない」としています。