ただのネガキャン?支持者の様子に変化も
実は、イ・ジェミョン新大統領自身にもスキャンダルがある。飲酒運転などの前科はなんと4犯。現在も、5つの訴訟を抱えている。

夫婦揃って進行中の裁判を抱えたままの大統領選挙となったわけだが、選挙戦への影響は限定的だった。それは、これらのスキャンダルが何度も報じられてきたため、支持者の間で「慣れっこになった」のが一因と考えられる。
むしろスキャンダルは保守層や検察の“でっち上げ”と本気で信じている支持者も多く、スキャンダル報道はただの“ネガティブキャンペーン”として消化されたような形だ。

とはいえ、夫人を含め疑惑が残ったまま新大統領に就任したイ・ジェミョン氏にとって、こうしたスキャンダルがどのように政権運営に影響を与えるか、今後の重要なポイントになるだろう。