農業について学ぶ学生らの進路の選択を広げる取り組みです。様々な農業法人から仕事の内容などを聞くセミナーが4日、名取市で開かれました。

名取市で開かれた農業法人セミナーには、県農業大学校の2年生や農業を学ぶ高校生あわせて62人が参加しました。セミナーでは、稲作や野菜、果樹栽培、畜産などの12の農業法人から説明を受けました。

農業法人の担当者:
「GPSで動きます。なので手放し運転です」
学生:
「イチゴにとても興味があって、将来、仕事をするならイチゴ関係の仕事に就きたいと思っている」

学生らは、ITを活用した最新の農業や加工品の開発から販売まで手がける6次産業化の話を聞き、それぞれの働き方について質問していました。

県農業大学校の2年生:
「プログラミングを(活用)して農業を拡大していくというのにびっくりした」
高校2年生「高校ではできない経験ができて、農業に関することに興味があるのでこれからも考えていきたい」
農業法人みらいす青生 宍戸健代表理事:
「農業経営をしているうえでやっぱり今後は若い力が非常に必要。将来のことをいろいろと農業を含めて考えてほしい」

このセミナーは、就農を目指す学生らの進路の選択肢を広げようと、県農業大学校が2016年から行っているものです。セミナーをきっかけに農業法人に就職する学生もいて、今年3月の卒業生の半数は、農業に就いているということです。