垂水市で、うそ電話詐欺を未然に防いだとして、コンビニエンスストアの女性店長に、警察から感謝状が贈られました。

鹿屋警察署長から感謝状を贈られたのは、垂水市のローソン垂水市木店の店長、北川佳子さん(54)です。

北川さんは、今年4月、来店した60代の男性から、ATMの操作方法や電子マネーカードの購入方法を質問されたことを不審に思い、男性にうそ電話詐欺の可能性を指摘し、警察に相談するよう思いとどまらせたということです。

(ローソン垂水市木店 北川佳子店長)「まずは身近な方とか、コンビニの店員さんとかにお話をしてみたほうがいいと思う」

(垂水幹部派出所 鎌田考博所長)「非常に鹿児島県内でも架空料金請求詐欺は、割合が非常に高い傾向があります。支払い方法をコンビニで電子マネーを買ってくださいという指示をされた典型的なもの(詐欺)です」

県警によりますと、今年に入ってからのうそ電話詐欺の被害は、4月末時点で、県内で100件、およそ3億5350万円で、去年の同じ時期に比べ、65件、2億8000万円あまり増加しています。