高齢化による深刻な人手不足

北九州市内では現在、30の介護施設が導入しているこの「スケッター」。

介護のボランティアをしたい人と、介護施設をマッチングする制度でボランティアは謝礼をもらい、清掃や配膳など、介護資格がなくてもできる業務を行います。

これまで介護の仕事を経験したことのない人にも、仕事の魅力ややりがいを感じてもらう狙いもあります。

介護施設がこの制度を導入する背景にあるのが、高齢化による深刻な人手不足です。

全国の政令市の中で最も高齢化が進む北九州市。

2023年時点の高齢化率は31.2%でおよそ3人に1人が高齢者となっています。

地方だけでなく都市部にも押し寄せる高齢化の波。介護現場での働き手の確保は待ったなしの状況です。

ヴィオレきふね 沖野浩太 事務長
「人手不足というところはありまして、求人を出してもなかなか見つからないという現状もあります。何ヶ月も応募がなかったりというところで苦労することも多い」