「トランプ関税は実現不可能」

関税によって映画の制作費の高騰などが懸念されますが、本木さんによりますと、周りの業界関係者から不安の声は聞かれていないといいます。
映画監督 本木克英さん
「映画に100%の関税をかけるというのは実現不可能。最近の映画はすべてデジタル納品なので関税局が通らない。仮に実施したらアメリカの映画界すべてが倒れてしまう」
一方で、ハリウッド映画の現状を全世界に発信したことは大きな意義があったといいます。
トランプ氏の投稿の背景にあるのは映画制作の本場『ハリウッド』の衰退です。
映画監督 本木克英さん
「アメリカ国内で作ると非常に莫大な制作費がかかる。オーストラリアとかニュージーランド、カナダ、そんなところが自分たちの国でロケーションしてもらえる場合はいろんな優遇措置とか助成金まで出す。それによってハリウッドの制作をする人たちがどんどんアメリカ以外で作っているんですね」