石油などの危険物を取り扱う大分市のコンビナートで3日から消防の特別査察が始まり、設備の管理状況を確認しました。

この特別査察は6月8日から始まる危険物安全週間に合わせて、大分市消防局が毎年実施しています。

3日は大分石油コンビナート構内にあるクラサスケミカルで消防隊員が消火器の設置状況を点検したほか、放水設備のスプリンクラーや、構内の消防車が正常に稼働するか確認しました。

大分消防局によりますと、コンビナート関連の火災や危険物の漏洩は過去3年間で22件発生しています。

(大分市消防局 予防課・中村兵介さん)「有事の際は被害を最小限に抑えることができるよう、さらなる自主保安体制の強化に務めていただきたい」

消防の特別査察は5日まで市内11事業所を対象に実施されます。