プロ野球・巨人で選手、監督として活躍し「ミスタープロ野球」として親しまれた長嶋茂雄さんが亡くなりました。89歳でした。

巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄さんは、けさ、肺炎のため都内の病院で亡くなりました。89歳でした。

長嶋さんは千葉県出身。立教大学に進学し東京六大学のスター選手として活躍したのち、1958年、巨人に入団しました。

天皇皇后両陛下をお迎えした初の天覧試合では、サヨナラホームランを放つなど、その勝負強さで王貞治さんらとともに、巨人の「V9」に貢献。74年に現役を引退した際には、「わが巨人軍は永久に不滅です」との名言を残しました。

その後、巨人の監督に就任し、チームを2度の日本一に。96年には広島との最大11.5ゲーム差をひっくり返してリーグ優勝し、長嶋さんが発した「メークドラマ」は流行語にもなりました。

2021年には野球界から初となる文化勲章を受章。プロ野球を国民的な人気スポーツに押し上げ、「ミスタープロ野球」として親しまれました。