日本酒の「獺祭」で知られる山口県岩国市の酒造メーカー「旭酒造」が1日、会社名をブランド名の「獺祭」に変更し、新たなスタートを切りました。
海外での認知度を高め、さらに世界に飛躍したいという願いを実現するためです。
アメリカでの市場拡大をねらっています。アメリカへの輸出の割合は海外向け全体の15%から20%と中国に次いで2番目です。
獺祭 桜井一宏社長
「日本酒がまだ掘り起こしきれてない市場でもある。その市場を押さえていきたい。まだ0.2%しか日本酒の市場はアメリカにはない。より大きく増やしていきたい、伸ばしていきたい」
2023年秋、ニューヨーク近郊に酒蔵を造り、日本酒「獺祭ブルー」の生産を始めました。アメリカでの販路を拡大し、市場を開拓することで日本酒を身近なものに感じてもらえるよう意識を変えたいとしています。
「獺祭」には創業の地、周東町獺越(おそごえ)の一文字、「獺(かわうそ)」が入っています。
獺祭 桜井一宏社長
「(いろんな人が)支えてくれた助けてくれた。そういったことの結果として獺祭というブランドが伸びて、会社名を変えていくという決断に結びついた。本当に感謝しながら、皆さんの思いとか勝手な話ですが、日本とか山口県とか岩国市も少しでも背負って世界中に出ていければ」
気持ちも新たに「世界のDASSAI」を目指します。