■人口の減少は人の移動も要因
人口の減少は、亡くなった人と生まれた人の差だけではありません。
人の移動も要因になっています。いわゆる「社会減」といわれるものです。

山形県では県内に移り住む人よりも、県外に出る人の数が多い転出超過がつづいています。
県の調査によると、山形県には年間で1万3000人から1万4000人が新たに移り住んでいます。
一方で、県外に出る人は年間で1万7000人から1万8000人いるため、毎年3000人から4000人が人の移動だけで減少しているのです。

なぜ転出超過が続くのでしょうか...
山形県には美味しい食べ物があり、豊かな自然があり、魅力がたくさんあります。
しかし、そこには、切実な賃金の問題がありました。