金属工作機械製造の「リサーチアンドデベロップメント」が、5月26日に富山地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことがわかりました。負債額は約3億3000万円とみられます。

帝国データバンク富山支店によりますと、リサーチアンドデベロップメントは、2015年9月に設立、主に製造ラインで使用される検査装置や搬送装置などを手がけていました。

富山県を中心に営業展開し、最盛期の2021年8月期には、売上高約2億1200万円を計上していました。

しかし、競合他社との価格競争が激化し、主要取引先との取引が減少。新規顧客の開拓も進まず、近年の年間売上高は1億円台まで落ち込んでいたそうです。

さらに、採算確保に苦戦を強いられ、赤字決算が続いたことで財務状況が悪化。債務超過に陥り、資金繰りが厳しくなったため、事業継続を断念したとみられています。負債総額は約3億3000万円とみられます。