鹿児島市交通局は鹿児島市電の天文館通電停付近できのう29日、車両の屋根から煙が出た原因について、車両の連結部分を渡す配線がショートしたとみられると発表しました。

これは29日午後6時すぎ、鹿児島市電の天文館通電停付近で、5両編成の車両の屋根から火花と煙が出て走行できなくなり、運行に遅れが出たものです。
車両には乗客乗員あわせておよそ20人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。
市交通局によりますと、煙が出たのは3両目と4両目を連結する部分の配線がショートしたことが要因とみられるということです。
また、この車両は先月22日に脱線した車両と同じもので、その際に配線が損傷したことが事故に影響を与えた可能性があるということです。
鹿児島市交通局はきょう30日、同じ構造の12両を緊急点検しましたが、異常は確認されなかったということです。