避難訓練を怠るなど鹿児島県が定めた運営指針に反したとして、南さつま市の有料老人ホームが業務改善命令を受けました。

県からきょう30日付けで業務改善命令を受けたのは、南さつま市にある「夕焼けこやけ」が運営する「石蕗の里花瀬」など3つの有料老人ホームです。
・石蕗の里花瀬
・石蕗の里東本町
・石蕗の里唐仁原

県によりますと、3つの有料老人ホームでは県が定めた指針に沿った避難訓練をせず、入所者がけがをした際に県にすみやかな報告などを怠っていました。

県が去年11月に立ち入り検査した際、指針に反した事案が23件発覚したもので、県は来月30日までに改善報告書を提出するよう命令を出しました。

3つの施設の利用者は昨年末時点であわせて29人いて夕焼けこやけの職員は県に対し、「しっかり改善する」と話しているということです。