あす31日(土)は、関東と東北地方で大雨に警戒が必要だ。一度収まった大雨が再び“警報級”となる見込みで、寒さも厳しい。一方、翌日の日曜日は一転して晴れ間が広がり、気温も大幅に上昇するという。TBSウェザーセンターの三ヶ尻知子気象予報士が解説する。
土曜日は関東・東北で警報級の大雨

あす土曜日は関東と東北地方で警報級の大雨となる恐れがあるという。明日は「寒冷渦の影響で再び大雨の恐れがある」と警告する。特に東北地方では24時間降水量が100mm以上になる予想で、かなりの大雨になりそうだ。
さらに注意が必要なのは、この雨は一時的なものではなく「1日中」降り続く見込みであることだ。土曜日の外出予定がある人は、雨具の準備と警報情報に注意が必要だろう。
日曜日は雨は止み…土日で気温差10°C「季節が3か月分違う」
一方で日曜日の天気は、東京では曇り時々晴れとなり、土曜日から気温の大幅な上昇も予想されている。土曜日の東京の最高気温は17°Cと肌寒い予想だが、日曜日には26°Cまで上昇する見込みだ。
「土日で気温差が10°Cもある」と三ヶ尻気象予報士は指摘。「季節が3か月分ぐらい違う」と表現し、その激しい変化を強調した。土曜日は「長袖だけじゃなくて、上着が必要」な寒さなのに対し、日曜日は半袖でも過ごせる陽気になりそうだ。
来週も雨続き 晴れの土日は「5週間ぶり」に
週明けの天気については、月曜日は一時的に晴れるものの、火曜日から水曜日にかけてまた雨が降る見通しだという。
「今週もほとんど晴れなかったが、来週も同じような感じで、曇りや雨の日が多くなりそう」と三ヶ尻気象予報士。ただし、来週後半は晴れて暑くなる見込みだという。「今の状況が続くと、来週の土日でやっと雨の降らない週末になる」との見方を示し、「5週間ぶりに晴れる土曜日になりそう」と付け加えた。
今週末のお出かけを考えている人は、土曜日の大雨に警戒しつつ、日曜日の気温上昇に備えた服装の準備が必要だろう。また、雨による交通機関への影響も考慮して、余裕を持った行動計画が望ましい。