長野労働局が行った最低賃金に関する調査で、対象となった事業所のおよそ16パーセントに違反が見つかりました。
長野労働局は今年1月から3月にかけて、最低賃金に近い賃金を支払っているとみられる県内372の事業所に対し監督指導を行いました。
県内の最低賃金は、去年10月から時給998円となっていますが、15.9パーセントにあたる59の事業所でこれを下回っていました。
違反の理由は、「時間給に換算していなかった」が24%で、「最低賃金の額を知らなかった」も10%ありました。
最低賃金を下回っていた労働者の数は127人で、このうち6割近くが女性で、非正規雇用者が74パーセントを占めました。