(3)「冷房」「設定温度18℃」「風量最大」で30分
リモコン操作で運転モードを「冷房」、最低温度を16度〜18度、風量を最大に設定して30分以上運転します。以下のポイントに異常がないか確認しましょう。
・リモコンの操作や液晶表示に問題がないか
・本体から冷風が出ているか、ランプが点滅していないか
・本体からの水漏れ、異音、異臭はないか
・室外機からの異音や異臭はないか
これらに異常が見られた場合は、使用を中止してメーカーや購入店舗へ早めに問い合わせることをおすすめします。
沖縄あるある?エアコン故障は「あの生き物」に注意!
那覇市で家電の販売・修理を手がける「屋良電化ストア」に電話取材すると、同社では今年5月に入り、すでにエアコンに関する問い合わせが増えていました。
今季初めてエアコンをつけたという家庭から「リモコンを操作しても動かない」「異音がする」といった相談が多いということです。
そうした故障の原因となりがちな、沖縄特有のポイントがあります。それは「ヤモリ」です。

沖縄に多く生息し、家庭にも出没するヤモリは、室内に入り込むことも珍しくありませんが、ヤモリが室外機の内部に侵入すると電気回路がショートし、故障の原因となることがあります。
県内で販売されているエアコンのほとんどは室外機に対策を施しているため、ヤモリが原因による故障は少なくなっています。
しかし、通販で購入した場合などはヤモリの対策がされていないケースもあり、突然の故障で修理・買い替えが必要になることも。沖縄では、突然の故障を防ぐためにもヤモリ対策済みの室外機を選ぶことが重要です。
これからの季節、エアコンは熱中症予防に欠かせません。暑さのピークを迎える前に早めの試運転を行い、夏本番に備えましょう。(取材:東江みちる)