■第26回アジア陸上競技選手権大会 3日目(日本時間29日、韓国・クミ)
女子100mハードルの決勝が行われ、田中佑美(26、富士通)は13秒07(-0.1)で銀メダルを獲得した。
この日の決勝は、豪雨のためイブニングセッションが一時中断となり、予定よりも約1時間40分遅れで競技が行われた。田中は前日の予選で12秒89(+1.8m)をマークし、出場者で唯一の12秒台を叩き出し、予選全体のトップで通過。
決勝は第4レーンで走り、好スタートを切るも、最後は外側の7レーンから追い上げてきたインドのジョティ・ヤラジ(25)に抜かれ、逆転を許した。ジョティ・ヤラジは12秒97で大会連覇を果たし、ガッツポーズ。
田中は18日に国立競技場で行われた「セイコーゴールデングランプリ陸上」では、自己ベストを更新する12秒81(+0.7m)をマーク。東京世界陸上の参加標準記録(12秒73)に迫る好走をみせた。
同大会、日本勢は19年大会では木村文子が金メダルに輝き、前回23年大会は寺田明日香が銀で、青木益未が銅メダルを獲得していた。