■リサイクルショップは「電気を使わない石油ストーブ」を積極買い取り
そもそもこの冬は、政府の節電要請の決定前から、お金の面で節電志向が強まっていました。
女性
「最近、電気代高かったので、個人的にも節電しなきゃと」

リサイクルショップのトレジャー・ファクトリー足立西新井店では、2022年8月から新しい取り組みを開始。石油ストーブや石油ファンヒーターを対象に、1000円以上で買い取る「最低金額保証」(製造10年以内)を導入しました。その理由は…
トレジャー・ファクトリー 岩尾太一エリアマネージャー
「電気代の値上がりが背景としてありますし、在庫確保に努めさせていただいている」
今後も電気料金の値上がりが見込まれることから、電気を使わない暖房器具の需要が高まるとみて、在庫を増やしたい考えです。
燃料高や物価高などの影響で、中古家電の売り上げ自体は好調。ファンヒーターなどの冬物中古家電も、よく売れているといいます。
トレジャー・ファクトリー 岩尾太一エリアマネージャー
「生活家電の売り上げは10月でみますと、前年比で25%増加しているような状況」

もうすぐ訪れる「節電の冬」。
一方で、値上げはまだ終わりが見えません。
東京電力は1日、「規制料金」を含む全ての家庭向け電気料金の引き上げを検討していることを明らかにしました。
東京電力HD 山口裕之 副社長(1日)
「当社の経営は大変厳しい状況にあると認識しております」
「規制料金」とは、料金の引き上げに国の審査が必要なプランのことで、認められれば2012年以来、10年ぶりとなります。