小泉農水大臣が打ち出した備蓄米の放出。
事業者からの申し込みが殺到したことを受け、27日、農水省は随意契約での受け付けをいったん休止すると発表しました。
備蓄米の購入には、宮崎県内にスーパーを展開する企業も名乗りをあげていて、税抜きで5キロ1000円台を目指す企業もあるようです。
27日、行われた備蓄米の随意契約には30社を超える企業から申し込みが殺到。
対象となっていた2022年度産のコメについておよそ20万トンの上限に達したことから、農水省は受け付けをいったん休止しました。
この備蓄米、県内ではいつ、どこで、いくらくらいで購入できるのでしょうか。
随意契約で5000トンを申請した福岡県に本社を置くディスカウントストア「ミスターマックス」。
県内は日向市のみに店舗があり、ここでも備蓄米が販売される予定です。
ミスターマックスは、6月初旬に、税抜きで5キロ1000円台での販売を目指しています。
(買い物客)
「え!そうなんですか!そうなったらうれしいです。古古古米だったとしても買いますね。それぐらい安かったら。今、5000円ぐらいで買ってますから、ほんとにそうだったらうれしい」
「安ければ買いたいですね。お米は主食で1日3食食べるので助かります」
このほか、MRTの取材では、イオンが「県内の店舗でも早ければ来月初旬に5キロ2000円程度を目安に販売する予定」としています。
備蓄米について、宮崎県内に関係する企業の対応をまとめました。

ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、宮崎県内でも2000円前後で販売する予定だということです。
また、九州・山口でスーパーを展開するリテールパートナーズも申し込んでいて、県内では、フーデリーやマルミヤストアなどで税込み2160円で販売する予定です。
一方、鹿児島市が本社で、県内で17店舗を展開するタイヨーは「県内でも販売予定だが、価格や時期は未定」としています。
いったん休止となった備蓄米の随意契約ですが、2021年度産分について、農水省は30日にも受け付けを開始する方針としています。
ただ、対象となるのは中小の小売店となっています。
また、店頭価格は「5キロあたり1800円程度」まで安くなる見通しだということです。
今回の価格は備蓄米についてですので、備蓄米以外の通常流通しているコメの価格にどう影響するのかも注目です。