大分県由布市の中学校で28日、巨大地震を想定した訓練が実施されました。

この訓練は地震への備えを高めようと由布市の湯布院中学校で定期的に実施されています。

訓練は、9年前の熊本地震で観測された震度6弱を想定に行われ、生徒が机に身を隠したあとグラウンドに避難しました。中学校の付近では去年8月の台風で川が氾濫し浸水被害も起きていて生徒は水害時の避難場所も確認しました。

(生徒)「指示がなくても動けるように意識してがんばった」「気持ちは急ぎながらも、歩いて身を第一に避難できるようにしました」

(湯布院中学校生徒指導・吉松正平教諭)「南海トラフの話もありますし、大きな地震が必ず起こると思って日頃の生活から生徒の意識を高めていこうと思っています」

湯布院中学校は「災害が発生した時は訓練を活かして生徒には平常心で対応してほしい」と話しています。