■高野さん、ダイヤモンドの原石「出島」を磨き続けます

出島ではいま、本土とつながる橋、「出島架橋」が、2024年12月の完成を目標に整備されています。

事業費はおよそ▼150億円、長さは▼364メートルです。高野さんは、起伏の激しい島を10キロほど歩くトレイルコースを、3年ほどかけて整備しました。橋の完成後を見据え、観光客の受け入れ態勢を整えたのです。


高野信さん:
「ダイヤモンドの原石をしっかりと磨いて、輝かせる。かつてのバブル期のように大きな施設を作って観光客がたくさん来るのが目的ではない。島の良さ、元々持っている良さを生かして、すでに住んでいる人たちも、訪れた人もウインウインの関係になる島にしていきたい」


島の魅力をもっと多くの人に伝えたい。元中学校教諭の挑戦は、まだ始まったばかりです。