11月になりました。すっかり寒くなり、いわゆる「台風シーズン」が終わったところで、2022年の台風を振り返ってみたいと思います。
“最強台風”と呼びかけられた14号や、大規模な断水が何日も続いた15号。9月は週末のたびに天気が崩れ、お出かけの予定がダメになった人も多いのではないでしょうか。
何だか台風に振り回された気がするけれど、実際のところ2022年は台風の多い年だったのか?どんな特徴があったのか?そんな疑問を気象庁にぶつけてみました。

■「週末はいつも台風…」 9月接近数は過去2番目の多さ!



2022年を振り返ってみると、10月末までに発生した台風は22あり、半分の11の台風が日本に接近・上陸しました。

特に9月は6つの台風が接近し、接近数としては過去2番目の多さでした。さらに…


9月は全ての週末に台風の影響がありました。2回あった3連休も、14号・15号という記録的な大雨を伴う台風に見舞われました。

ーー週末を狙うかのように台風が来ていましたが、これは偶然ですか?

気象庁 気象リスク対策課・吉松 雅行 台風防災情報調整官:
「もちろん偶然です」

左:吉松 台風防災情報調整官 右:池田 現業統括予報官


気象庁への取材の中で「台風には『目』があるので、海上のコースを選んでいる」などという“ジョーク”も耳にしましたが、台風もカレンダーまでは見ていないようです。
それでは、接近・上陸した台風にはどのような特徴があったのでしょうか。