TBSの天気予報…一番最初の番組は?

TBSで一番最初に放送された天気予報は何だったのでしょうか?

1955年(昭和30年)にテレビ放送を開始したTBS。1957年(昭和32年)にTBS初の天気予報番組「ホモちゃんの天気予報」がスタートしました。森永乳業のキャラクター「ホモちゃん」と文字情報で天気を伝えるというものでした。

1957年(昭和32年)に放送開始した「ホモちゃんの天気予報」

ママさんキャスターが優しく教えてくれる「お天気ママさん」

1964年には「お天気ママさん」がスタートしました。初代「お天気ママさん」のTBSアナウンサー(当時)大沢嘉子さん。母親が子どもに語りかけるような優しい口調で天気予報を伝える演出がなされました。

1964年(昭和39年)放送開始「お天気ママさん」。初代「お天気ママさん」の大沢嘉子アナウンサー(当時)

「お天気ママさん」は東京・千代田区の気象協会内にある特設スタジオで、放送された番組です。大沢アナウンサーは日本気象協会の係員と打ち合わせをし、その後リハーサル。そして午後6時55分から放送にのぞんだといいます。

気象協会内の特設スタジオで午後6時55分から放送されていました。

時には子どもに向けて、動物で天気をわかりやすく伝えるコーナーもあったそうです。
こちらは後に「動物天気」を再現した写真。実際の天気図を動物たちで表現しています。
トラは低気圧、尻尾は前線、鳥は晴れ、蛙は雨を表していたそうです。

のちに「動物天気」を再現した写真。放送当時、モノクロ放送だったためモノクロの小道具で再現。

現在は天気予報も細分化され、欲しい時に欲しい情報がテレビやインターネットから得られるようになっています。

気象予報士 森朗氏:
今年で気象業務が開始されてから150年。始まった当初から地道にありとあらゆるところで観測と解析を繰り返してきたその一つ一つの積み重ねが、まさに今の私たちの生活に不可欠な高精度な予報等につながっているんです。