42年前に青森県内で17人が犠牲となった『日本海中部地震』が発生した5月26日。この地震を教訓にした防災訓練が深浦町で行われました。
訓練は、青森県西方沖を震源とする大きな地震が発生し、深浦町の全域が震度6弱の揺れを観測したとの想定で行われました。北金ヶ沢にある修道小学校では、児童が机の下に隠れ身の安全を確保しました。
42年前の1983年5月26日に発生した「日本海中部地震」では、県内で17人が犠牲となり、このうち3人は深浦町の沿岸で津波にさらわれて命を落としました。
26日の訓練で、児童と教職員は海抜25mの高台にある避難所までの経路や手順を確かめながら、避難開始から9分で到着しました。そして、避難所では5、6年生が率先して避難所設置に取り組み、地域住民らを受け入れていました。
参加した児童は
「いろいろとためになることを学べて良かった」
Q.実際に起きた場合は?
「6年生なので地域の代表としてやっていきたい」
参加した住民は
「いざという時のためには、このような訓練は必要。津波は数分で到達するようなことも言われているので、こういうのはやはり大事だ」
また、児童たちは自衛隊の隊員から災害の時に役立つ「簡易担架」の作り方などを学んでいました。