伊予鉄グループの昨年度の決算は、インバウンド需要などを追い風に市内電車の乗客が増えたことなどから、4年連続の増収増益となりました。

伊予鉄グループの昨年度の連結決算は、インバウンドなどによる観光需要の高まりで、市内電車の利用や土産物売り場での販売が好調だったことなどから、営業収益が337億1800万円と前の年から5.9%の増収となりました。

しかし、輸送人員をコロナ禍前の2020年3月期の水準と比べると、電車は7.1パーセント、バスは24.6パーセント、それぞれ減少しているということです。

一方、AIを導入するなど業務の効率化を図った結果、純利益は14億9400万円で57.7%増え、4年連続の増収増益となりました。

伊予鉄グループでは今後環境に配慮した電車やEVバスやタクシーの導入など脱炭素化を進める一方、2028年に予定している伊予鉄会館の建て替えなどまちづくりにも力を入れていく方針です。