今月12日に桜島の山体膨脹が始まり、きょう26日で2週間となりました。23日夕方の噴火を最後に爆発・噴火は確認されていませんが、気象台は「今後も活発的な噴火活動は継続する」として、注意を呼びかけています。桜島の定時の降灰予報は画像で掲載しています。

現在の桜島です。今この時点では、目立った噴煙は見られません。

桜島では今月12日に山体の膨張が始まり、23日までに259回の爆発・噴火が確認されました。これは99回だった去年1年間のおよそ2.6倍に相当します。

23日夕方に爆発して以降、爆発・噴火は確認されていませんが、気象台は「発表基準に満たないごく小規模な噴火は発生し、山体膨張は高止まりが続いている。今後も活発的な噴火活動が継続する」とし、降灰を伴う噴火に注意を呼びかけています。

火山灰は26日深夜にかけて火口から西の鹿児島市街地方向に流れる見込みです。

気象台は噴火警戒レベル3の入山規制を継続中で、火口からおおむね3キロの範囲で小さな噴石が降るおそれがあります。