宮城県石巻市の牡鹿半島にある鮎川小学校で24日、運動会が行われました。全校児童はわずか10人で、地域の人たちも一緒に参加して心地よい汗を流しました。

「楽しく思い出に残る運動会となるように全校児童10人で力を合わせて全力で取り組むことを誓います!」

石巻市の鮎川小学校で開かれた運動会。児童が探していたのは…「教頭先生!」借り物競争ならぬ「借り人競争」です。鮎川小学校の全校児童は10人。この春入学した唯一の1年生、阿部結音さんも全員でバトンをつなぐリレーで大活躍しました。

阿部結音さん:
「楽しかった。リレーかな」

玉入れに出場したのは、保護者と地域住民およそ40人。この学校に子どもや孫がいない地域の人たちにも、多くの出番が用意されました。「こぼさず走れ」という競技では、お玉に入れた水をペットボトルまで運び、その量を競うリレー対抗戦です。

地域住民:
「小さい町だからみんな協力する。運動会というとみんな出る」
地域住民:
「(運動会に)毎年来る楽しみですね」

みんなで輪をつくると、どこか懐かしい音楽が流れ始めました。