それでも「手書き」の技術を学ぶ若者たち
AIが制作現場にどんどん入ってくる中、日本アニメのクオリティを支えてきた手書きの技術はやはり欠かせないと学んでいる若者もいます。
名古屋市中区にある専門学校、名古屋デザイナー・アカデミー。アニメーション制作の学科があります。

(名古屋デザイナー・アカデミー アニメーション学科 増田由希 講師)
「手書きの良さは書き手が思ったように画を演技させたり、緻密に描いたりするところだと思います」

一枚一枚背景やキャラクターを手書きする昔ながらのアニメや、パソコンを使った色付けなど、プロと同じ環境で実践的に学んでいます。
たとえば拳を繰り出すこのシーン。0.75秒の短い動きですが、アニメーションにした場合、7枚の原画で作ります。
(増田由希講師)「腕を伸ばしたら反動で少し戻る部分を書かないと、動きが収まらないので、一枚一枚の画に意味がある事を教えています」

