5月10日 豊の国宇佐市塾の会見

この映像を公開したのは戦時中の映像を解析して公開する活動を進めている大分県の市民団体「豊の国宇佐市塾」です。

アメリカ軍の記録によると関門トンネルを攻撃しようとしていたものの、視界不良のため引き返す途中の攻撃だったということです。

豊の国宇佐市塾 織田祐輔さん
「帰投ルート上にあるちょっと目立つ目標を手あたり次第攻撃して帰っています。なのでその飛行ルート上にたまたま波佐見があり、たまたま波佐見にこういう目立つ倉庫とか学校の校舎、酒造会社があったから機銃掃射した」

今回の映像からは軍事施設だけでなく民間施設も攻撃対象となっていたことが分かります。
豊の国宇佐市塾 織田祐輔さん
「戦後80年経って、戦争経験者の方の多くが鬼籍に入られた。その関係で家族の中で戦争の話をすることがない時代を迎えつつある。そうなった時に日本が今のところ最後に経験したあの80年前の戦争が実際どうだったのかというのを目で見て分かるのは映像しかない」

永嶋道子さんの両親は25回忌に娘をしのぶ冊子を作っていました。

Q ご両親がもしこの映像をご覧になることができていたら?

永嶋文雄さん「泣くでしょうね。特におふくろはもう泣くでしょうね」
「アメリカはここまでせんでいいやろうと思うけどね。これ見よったらもう徹底的にやるっていう」
「ちょっと考えられんけども、戦争というのはそういうもんやったかなと思う。やっぱり戦争はやっちゃいかん」