シスターも悩む「生理」…性の悩みは千差万別

大原さんは、夫の転勤を機に教員を退職。布なぷきんを製造・販売する会社を設立した(今はネット販売のみ)。店には「保健室」のように性別、年齢問わず様々な人が相談に訪れたという。

シスターの悩み
ー「結婚も出産もしないのに生理がツラい」

男性の悩み
ー「関心が性にたどり着かない」

他にも、「パートナーがいない」「生きることに自信がない」「自分は何に夢中になれるのかわからない…」という相談まで。
″性″を入り口に、それぞれの悩みは生きること″生″へと結びついていた。

大原万里亜さん:
「最近はずっと携帯片手に忙しく、自分の感情に意識を向けていなかったり鈍感になってしまっていると思います。自分が本当にどう感じているのか?その感情に向き合うこそが性教育の根幹なんです」

「性教育」というと、「NOと言えるか?」という話になることも多い。しかし大原さんは、YES/NO以前に、自分自身に興味を持ち、感情を大切にすることが必要だと語る。