チリ地震津波が発生してから65年となった24日、大きな被害を受けた宮城県南三陸町では震災伝承施設で当時を経験した男性が教訓を語りました。
南三陸町観光協会地域案内人 芳賀長恒さん:
「警報が出たら、より早くより高い場所に逃げる」

南三陸町の「311メモリアル」では、チリ地震津波の発生当時、小学6年生だった芳賀長恒さんが来館者に経験を語りました。

1960年5月24日に発生したチリ地震津波で、旧志津川町では、県内で最も多い41人が犠牲となりました。

南三陸町観光協会地域案内人 芳賀長恒さん:
「災害を学ぶことで助けられる命があることを分かってほしい。ひと事ではなく、自分の事として考えてほしい」

来館者:
「『地震がなくて、いきなり津波が来た』という話を聞いた。自分は経験したことがなく印象的だった」

24日は正午に、町の防災無線で犠牲になった人たちを追悼しました。