子どもの睡眠不足 要因【2】スマホ
もう一つの要因はスマホやゲームの長時間使用です。
SNSのやり取りで睡眠時間が削られるケースが多い傾向にあります。
友野氏は、「スマートフォンによる睡眠不足を防ぐには、家庭や学校など子どもを取り巻く周囲の取り組みが重要」だと話します。
睡眠コンサルタント 友野なお氏:
オーストラリアの研究でも、特にショート動画は脳が興奮し続けてしまうので睡眠に悪影響があると言われています。各家庭だけに任せるのではなく、学校教育の中に睡眠の重要性を伝える時間を設けるとか、社会全体で取り組んでいくということが必要になると思います。
教育アドバイザー 清水章弘氏:
私自身も自治体と一緒に生活習慣や学習習慣の改善のために、睡眠の記録をつけています。2週間の睡眠時間を記録していき、それによって睡眠時間の平均をとって必要な睡眠時間を算出します。
個々に「これぐらい睡眠時間必要なんだよ」とか、「こういうふうに改善していこうね」と学校単位で取り組んでいるところもあるので、こういった取り組みが広まってほしいなと願います。
睡眠コンサルタント 友野なお氏:
睡眠を改善する最初のスタートラインとして、自分の眠りを知る、可視化することがとても重要になるので、ぜひこの取り組みは広がっていけばいいと思います。
恵俊彰:
「寝る」ということを、社会全体がちょっと意識する時期なのかもしれません。
(ひるおび 2025年5月22日放送より)
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<プロフィール>
友野なお氏
睡眠コンサルタント
行動療法からの睡眠改善を得意とし
全国での講演活動、執筆活動などを行う
日本睡眠学会正会員
清水彰弘氏
教育アドバイザー
東大在学中に「勉強のやり方」を教える塾を起業
教育関連の著書は海外で広く翻訳されている














