子どもの睡眠異常をチェック

一つでも当てはまると、要注意です。
【1】休日になると、平日のプラス2時間以上起床時刻が遅くなる
【2】午前中の移動や授業で眠気に襲われる
【3】ベッドに入ってから30分以上眠れない
【4】起きたい時間よりも2時間以上早く目が覚めそこから眠れない
【5】十分な睡眠時間が取れていると思わない
【6】「よく眠れた」という実感が持てない
【7】すっきりした気分で起床できない
【8】日中の身体的、あるいは精神的な活動・意欲レベルが落ちている
【9】日中の学業に対する集中力が維持できない

睡眠コンサルタント 友野なお氏:
ほとんどの子が一つ以上当てはまると思います。
今はもう未就学児の4歳5歳の子どもでも眠れないと悩んでる子が増えています。ほとんどの子どもが当てはまるんじゃないかなと思います。
特に子どもの睡眠はお母さんにすごく近しくなるという研究データも出ているので、やはりお母さんが夜ふかしの傾向があったり、夜にスマートフォンを見ていたりする習慣があると、どうしてもその影響を受けやすくなってしまうかなと思います。

睡眠不足による不調

友野氏によると、睡眠時間が短くなることで様々な不調が起こります。
▼肥満のリスクが増大
▼メンタルの不調
▼成績の低下

アメリカの研究では、睡眠は学力に影響するということがわかっています。ロードアイランド州の四つの公立高校の生徒3120人を対象に睡眠習慣調査を行いました。
成績が良い生徒に比べて成績が良くない生徒は、睡眠時間が約25分短く、就寝時間も40分遅いということがわかったそうです。

子どもの睡眠不足 要因【1】習い事

友野氏によると、親が必死に情報をかき集めて子どもに多くの習い事をさせている傾向があるといいます。

子どもの習い事に関するアンケート(イオレ調べ)
≪現在通わせている習い事の数≫
1つ・・・24.4%
2つ・・・37.5%
3つ・・・21.8%
4つ・・・9.7%
5つ以上・・・6.6%

最初に習い事を始めた子どもの年齢は、一番多いのが4歳、次いで3歳と、早くから習い事をさせるご家庭が多いようです。