太平洋戦争が終わって今年で80年です。霧島市の中学校では23日、105歳の地元の男性らが戦争体験を語りました。

霧島市の牧園中学校の生徒が23日、地元に住む先輩から戦争体験を学びました。

88歳の宮原アイさんは、終戦直後の小学校の様子を語りました。

(宮原アイさん・88)「小学校のころ、空襲に焼けた都会の子どもたちがどんどん入ってきた。本当に大変な時代でした」

大正8年生まれの下原邦義さんは105歳です。21歳の時に召集されたあと中国で4年間従軍しました。右足に敵の弾を受けました。

(下原邦義さん・105)「攻撃で敵の弾を受けた、右足に」

(生徒)
「私たちが住む所でも悲惨なことがあったと思うと、とても怖くなった」

「(講話を)知らない人にも教えて、戦争が起きないようにできたらいい」

(下原邦義さん・105)「戦争だけはしてはいけない、絶対。家はなくなる、さんたんたるもの」

生徒たちはさらに平和学習を進めていくということです。