テレビを見られるカーナビを取り付けた公用車で、NHK受信料の契約漏れが全国で相次ぐ中、鹿児島県とさつま町で、契約漏れがあることが分かりました。

NHKのホームページによりますと、カーナビや携帯電話でNHKの放送を受信できる場合、自治体や事業者は設置場所ごとの受信契約が必要です。ただし、一般家庭の場合は契約が世帯単位のため複数台所有していても契約は1件となります。

全国各地の自治体で、公用車の契約漏れが相次いで発覚する中、鹿児島県は23日、あわせておよそ193万円分の契約漏れがあったと発表しました。

公用車24台で、期間が最も長いものは2010年からでした。管財課は、「契約が必要であることの周知を怠っていた」としています。

一方、さつま町でも公用車16台で、あわせておよそ170万円の契約漏れがありました。県もさつま町も今後、未払い分を支払う方針です。

県は23日、県内の市町村に契約確認を求める情報提供を行いました。