桜島の活動は活発な状態が続いていてきょう23日も午前11時半までに2回噴火が発生しています。

現在の桜島の様子です。噴煙は大隅半島側に流れています。

気象台によりますと桜島では23日午前11時半に噴火が2回発生し、午前2時半の噴火では、噴煙が火口から2000メートルの高さまで上がりました。

今年の爆発回数はこれまでに130回で46回だった去年の3倍近くに上っています。

気象台は「山体が膨張した状態が続いていて解消していない」として今後の情報に注意するよう呼びかけています。

23日の桜島上空は南西の風が吹いていて、降灰を伴った噴火が発生すると灰は北東の霧島市や姶良市方面へ流れる予想です。

桜島では噴火警戒レベル3の入山規制が継続中です。
気象台は「活動は活発だがレベル3の範囲内」としたうえで火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。