JR鹿児島本線で、大雨ために速度規制が行われていたにもかかわらず、速度を超えて列車を運行していたことがわかりました。

JR九州によりますと21日午後7時すぎ、鹿児島本線の上伊集院駅と広木駅の間で、雨量が基準値を超えたため、時速35キロ以下で徐行する速度規制がかかりました。しかし、下り列車が通常の速度である約90キロで運行されたということです。
列車は2両編成で約180人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。

鹿児島本線の列車には、福岡にある運行管理部の指令員が指示を出しています。
当時は大雨の影響で、列車を担当する指令員の作業が重なり、雨量が基準値を超えたことを知らせる警報が鳴ったことに気付かなかったということです。

JR九州では、指令員から話を聞くなどして当時の状況を調べています。