アメリカ・ニューヨークからの話題です。ニューヨークの中心部で日本文化を紹介するパレードがあり、鹿児島からも地名入りの法被で魅力をアピールしました。
ニューヨークの中心地・マンハッタンで開かれた「ジャパンパレード」。4回目となる今年は、現地に住む日本人らおよそ110組、2800人以上が大通りを練り歩きながら太鼓や武道、踊りを披露し、日本の文化をアピールしました。
(観客)「感動的です。日本文化について学べるし、団結力があります」
この日は、日本の食などの祭り会場も含めて、6万人の観客が訪れました。
奄美大島出身で2013年にNY奄美会を立ち上げた栄秀吉さん。パレードに3年連続で参加しました。

(NY奄美会・栄秀吉さん)今年は100%現地(NY在住)のメンバーだけで参加。(NY奄美会だけでは)メンバーが少ないので、他にも声をかけて人数を募った。目的はこれまでと変わりなく、世界(自然)遺産となっている私の故郷・奄美大島をPRしたいという気持ち」
例年以上の盛り上がりだったという今回の「ジャパンパレード」。栄さんは大島紬を着て、奄美に伝わる六調などをみんなで楽しみました。鹿児島をアピールする新たな取り組みもありました。
(NY奄美会・栄秀吉さん)「今回(鹿児島)県内の7つの市町村から、公式の「法被」を提供していただいた」

「日置市」や「せとうち」などと日本語で書かれた法被です。
(NY奄美会・栄秀吉さん)「前日に懇親会があって、法被を会場に並べていたら、アメリカ人がすごいカッコいいと言ってくれた」
栄さんによると、アメリカでの鹿児島の認知度はまだまだだといいます。

(NY奄美会・栄秀吉さん)「NYは年間を通じて、たくさん同じようなパレードがある。アイルランド、ドミニカ共和国の独立記念日など。ジャパンパレードは日本の文化を発信する重要な機会。政治的なことで不安定な時期かもしれないが、だからこそ私たち民間レベルの文化交流が、今こそ大事かなと」